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  • 55周年の10月、手作りの記念誌を制作・発行
    「夢大和」を旗印に100年企業へ加速

  • 2021年10月1日、会社設立55周年を迎えた情報産業企業、株式会社大和システムクリエート(駒木慎治社長)は、これまで刻んできた歴史を記録し、これからの未来への礎とするために「55周年記念誌」を制作・発刊した。

    企画・編集は同社管理本部を中心に経営企画室スタッフが手作りで敢行。創業期のデータパンチ事業、発展期のシステム開発事業を経て、第二創業期のトータルソリューション事業への転換まで、入社歴の浅い社員にも先人達が築いてきた歴史を改めて知ることが出来る冊子に仕上がった。

    従来から5年毎の周年記念行事として、記念旅行や創立記念パーティーを催行してきた同社だが、今回はコロナ渦への配慮で中止とした。その代わり、社員の手元に残る初めての記念誌の発行を着想したわけだ。

    同社の長い歴史を象徴するように、長年の顧客企業やパートナー企業からの数々の「お祝いの言葉」の寄稿も掲載。巻末には、第二創業期の牽引役として社外から招聘され、2015年1月に第7代代表に就任した駒木社長が、長いビジネス人生で得た教訓を77項目に綴った「至言」が掲載され、駒木社長の「夢を持てる企業」に込めた熱い思いが如実に伝わってくる。

    「今回の記念誌の企画・編集を業者任せにせず、敢えて手作りで行ったことで、かつて駒木社長が新オフィスの造作を自ら行った時の思い=チャレンジを楽しむ価値観や事前の段取りの重要性を体感出来ました」とは、首尾一貫して企画・編集に携わった経営企画室スタッフの言葉だ。
  • 駒木 慎治 社長

関連会社4社と共に未開拓の分野に挑む

  • 就任2年目の2016年、設立50周年を第二創業期と位置づけ、「夢大和」を旗印に100年企業に向けた様々な施策を講じてきた駒木社長はその一環として、M&Aによる中小企業との資本提携を次々と推進。

    具体的には、2019年2月に業務系ソリューション開発に強みを持つスカイネット株式会社を、同年3月にはネットワーク・セキュリティ構築開発を得意とするアップストリームジャパン株式会社、続いて同年11月にニアショア開発拠点として株式会社リュウズシステム(沖縄県那覇市)、さらに2020年1月には富士通オフコン資産を有効活用するマイグレーションを提供する株式会社コンピュータ・サービス(島根県東伯郡)を立て続けにグループ会社化。

    個々の事業領域での連携を強化して相乗効果を高め、中小・零細のIT企業を束ねる集合体構想を現実のものにしてきた。

    55年の社歴を通じて、物流・生保・公共・航空・鉄道・官公庁・通信など、幅広い顧客のプロジェクトに参加し実績を積み重ねてきた同社は、その歴史に甘んじることなく最新のDX領域への体制も整え、100年企業への成長を続ける。
    「未来に夢を持てる企業」。駒木社長が掲げる「夢大和」に込めた思いだ。

    サンデー毎日 2021年11月21日号「連載 会社の流儀 1857」

  • 手作りの「55周年記念誌」

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