メディア掲載情報

大和システムクリエートに関連する書籍、掲載記事などの各種情報をご案内しています。
  • IT黎明期より半世紀の歴史を刻む情報企業
    100年企業へ向けて「夢大和」

  • 今や私たちの仕事や生活に自然に溶けこみ、多分野にわたり活用されている情報技術(IT)産業。その黎明期である1966年10月に日本橋の地で創業し、今年50周年を迎えたのが株式会社大和システムクリエートだ。当初はコンピュータを使用した膨大かつ高度な計算処理の補助を行う、いわゆる「計算センター」の草分け的存在としてスタートし、時代に求められる技術革新に対応しながら、独立系ソフトウェア企業としての地位を確立してきた。

    創業以来、新入社員の育成に重点を置き、「BB(ビッグブラザー)制度」という、先輩と新入社員のマンツーマン教育を導入。仕事面でのフォローはもちろんのこと、メンタル面でもケアしやすいように、親密なコミュニケーションを図り、共に成長していく仕組みだ。そうして育ってきた人材が現座、様々な開発実績のもと培われた技術力で高い評価を得ている。

    同社を牽引するのは、昨年1月に代表に就任した駒木慎治社長。
    今まで4社の代表職を務めた経営のプロフェッショナルだ。アドバイザーとして社外取締役で入社した2014年以降、様々な改革を行ってきた。
    「わが社は大手企業とも長く取引があり、堅実に信頼を積み上げて参りました。さらなる盤石な経営のため、新たな事業の確立と、事業形態の再編を現在行い、100年企業を目指します」と、語る駒木社長が就任後まず着手したのは、全社員とのコミュニケーションだという。
  • 代表取締役社長 駒木 慎治

  • 「検討と遂行」をテーマに、意見交換を行い、問題点を抽出。改善点などを把握し、それに沿った指針を社員に発信し、実践を徹底した。また、長い間信頼関係を築いてきた大手企業との継続的な取引だけでなく、新規顧客の開拓も実施。
    新たに営業本部を設置して、営業部門を強化するとともに、ソリューション事業の構造改革を行った。

    就任2年目に入った駒木社長は今後、「意識と変革」というテーマのもと、新しいことに挑戦していく風土を根付かせていく方針だ。
    こうした、様々な改革が功を奏し、業績はV字回復。今期は過去最高の売上高を見込んでいる。そんな駒木社長が目指すのは”取引先、社員、そしてその家族までもが幸せになれる会社”だという。
  • 経営陣の写真

    創業50周年記念式典の様子

3カ年計画で企業価値向上
夢を持てる会社作りへ

  • 「現在、さらなる企業価値向上のためにも、様々な施策を図っています。2017年度から東京オリンピックが開催される2020年までの3カ年計画を打ち立て、当社が向かうべき方向性の基礎としていきます」と、語る駒木社長の目は遠くの海の向こうを見据えている。 北海道・九州・沖縄など国内のIT企業と協業したニアショア開発の強化の他、既にパイプを持つ中国や、今後はベトナム、インドでのオフショア開発のアプローチも始めている。

    また、業界全体で人材不足が叫ばれる中、優秀な人材を確保するための対策も行っている。新卒採用では駒木社長が自ら現場に立ち、学生とコミュニケーションをとることで、事前のミスマッチを防いでいる。
    さらには、定年を迎えた社員の再雇用制度も導入し、豊富な経験と知識を活かして、現在も現場の第一線で活躍しているという。 駒木社長が目指す良い会社で、良い人材が、長く働ける「社員・家族も夢を持てる会社」作りが、全ての根幹となっており、その想いに社員が応えているのだ。
  • 新入社員と本社前の桜並木

社員一丸となり変化と挑戦
企業拡大も視野

  • 昨年度から、メンタル不全やひきこもりの社会復帰支援や、東日本大震災・熊本地震、鳥取地震の支援を目的とした「日本ITチャリティー駅伝」への協賛と大会参加をしている同社。同イベントの趣旨に共感した駒木社長は、社会貢献として今後もできる限りの参加を考えている。

    11月10日には帝国ホテルにて創業50周年記念式典を開催、11月20日には社員の家族を含めた沖縄への社員旅行が行われ、100年企業に向けて社員一丸となる決意を新たにした。
    「歴史を重んじるがあまり、変化に乏しかった当社ですが、駒木社長は、社員とのコミュニケーションを通して、時には管理職に対しては厳しい言葉で接し、意識改革を行ってきました。私も良い刺激を受け、今後も挑戦を続けていきます」(システム事業部担当・高萩取締役)。
    「『企業人生の集大成として、この大和に力を注いで欲しい』と駒木社長に誘われて入社しましたが、まだまだ伸びしろのある会社です。今後も駒木社長を支え、邁進して行きます」(営業担当・上嶋取締役)。
    今後は、こうした経営陣に続く、幹部候補生の育成にも力を入れていくほか、現在後継者不足に悩む同業他社に手を差し伸べる形で、協業も含めた事業推進も視野に、規模拡大を図る。100年企業に向けた同社のスローガンは「夢大和」。社員とその家族までを乗せた大きな船は、動き始めたばかりだ。
    今後も様々な異業種とのコラボレーションも行いながら、さらに多くの人を乗せ、輝く存在となるだろう。(土)

    サンデー毎日 2017年1月8日-15日 新春合併号「連載 会社の流儀 1376」

  • 日本ITチャリティー駅伝協賛

    創業50周年旅行・首里城にて

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